みなさんこんにちは

先週末から気温が少し上がってきました。
氷点下5度から0度の気温が続いています。
氷点下15度前後の気温に比べると、寒さも和らいだように感じます。

今回は、大韓民国歴史博物館をご紹介します。
大韓民国歴史博物館は、昨年末の12月26日に開館したばかりの博物館となります。
韓国初の国立近現代博物館です。

19世紀末の開港期(1876年)から現代までの歴史について、さまざまな角度から展示が行われています。
館内には、1,500点あまりの関連遺物が展示されています。
現代人にとっても身近な近い過去の歴史を振り返ることができます。
地上8階建ての建物には、4つの常設展示室と2つの企画展示室が整えられています。

現代の新しい博物館として、さまざまな最先端技術を使った展示形態も見所となっています。

週末には特に多くの家族連れが訪れ、小さな子供たちから幅広い世代の人々が見学しています。

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博物館は、朝鮮時代の王宮として知られる景福宮のすぐ近くに位置し、光化門広場がある世宗路に沿っています。
建物は、旧文化体育観光部の庁舎を増改築した建物です。
朝鮮時代からの都の中心通りであり、さまざまな歴史を見つめてきたこの場所に博物館が設立されました。

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各展示室の床には年代が記されています。各年ごとにどのようなことが起こったか、分かりやすく展示されています。
第1展示室は「大韓民国の胎動」です。
大韓帝国、日本統治、独立運動、1945年8・15光復などの展示が行われています。
国旗である太極旗や北朝鮮との軍事境界線である北緯38度線を示す標識なども展示されています。

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第2展示室は「大韓民国の基礎確立」です。
大韓民国政府の樹立、6・25戦争(朝鮮戦争)などについての展示が行われています。
当時の学校や教育についても紹介されています。
第3展示室は「大韓民国の成長と発展」です。
経済発展と産業化、市民社会の成長などについての展示が行われています。
MADE IN KOREAのさまざまな製品が展示されていたり、人々の生活や文化ついて触れています。

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第3展示室と第4展示室の間には、大統領室も再現されています。
執務用の大きな机や壁には歴代大統領の肖像画が飾られています。
大統領席の背後に広がる景色は、景福宮や北岳山を見渡す、すばらしい景色です。
ニュースの会見シーンにも度々登場する、青瓦台の演台もあります。
大統領になった気分で、写真撮影をすることができます。

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第4展示室は「大韓民国の先進化、世界への飛躍」です。
スポーツ、文化、経済など、さまざまな分野において活躍する韓国の姿についての展示が行われています。
世界でも注目を集めている韓流スターやK-POPなどについても紹介されています。

館内には、韓国の伝統と現代アートが調和した記念品などが並ぶオシャレなミュージアムショップ、カフェテリア、屋外庭園もあります。
休憩施設が整えられているので、ゆっくり見学することができます。

企画展示室の一つは、子供たちが子供目線でさまざまな体験学習ができる施設となっています。
未来を築く子供たちが、体験を通して自分たちの国の歴史を受け継ぐ大変貴重な機会です。
また子供たちだけではなく、幅広い世代の人々や外国人を対象にした教育プログラムも行われます。
従来の博物館の概念を超えた画期的な施設です。

大韓民国歴史博物館は、多様な展示物はもちろん、映像や模型を使った展示などが多く、
見るだけではなく聴いたり触れたり体験しながら歴史を学ぶことができます。
外国人にも現在の韓国を知ってもらう特別な施設となっています。

韓国旅行へお越しの際は、歴史について触れる博物館も見学してみてください。

 

 

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