こんにちは、ソウルツアーです。
もう冬も終わりに近づいてきましたね。ソウルでは日中は暖かくなりましたがまだ寒さが残っています。 さて今回は、ソウルから車だと約4時間程かかるという慶州地域の南山の文化遺産をご紹介したいと思います。
慶州は屋根のない博物館といわれる程、世界遺産や遺跡など多くの文化財が眠る地域になります。
慶州ではそんな多くの文化財に会えるのです。そしてその中でも史跡第311号にも指定されている南山(ナムサン)に行ってきました!
南山といえば、最近にKBSバラエティー番組「一泊二日(イルバッギイル)」で紹介され、より有名となりました。
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南山には数々の仏像や石塔などが点在していて、自然で溢れています。
三陵へ向かう地図が詳しく書いてありました。この地図を辿って三陵へ向かっていきます。
南山へ上るコースはいくつかありますが、多くの人々が訪れる代表的なコースなのです。 また、三陵渓谷は金鰲山(クモサン)の頂上に向かうルートでもあるんです。
立派な松の木が沢山生えている、登山道になります。 
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南山の登山コースを進んで行くと、柵に囲まれた3つの古墳が見えてきます。 新羅の王陵3基が並んでいます。
それぞれ手前から新羅第8代の阿達羅(アダルラ)王墓と3基の中央に位置する古墳が第53代の神徳(シンドッ)王墓、一番奥の古墳が第54代の景明(キョンミョン)王墓になります。
第53代の神徳王は、 新羅第8代の阿達羅王の遠孫になり、景明王は神徳王の息子なので一族の墓として並べられたと言われてます。
柵の中には入れませんが、とても大きく迫力があります。
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上記の写真は「三陵渓谷石造如来坐像」になります。
水が流れる渓谷を渡り、少し登っていくと首のない仏像に出会えます。
こちらは1964年に地面に埋っていたところを学生によって発見されました。
いつ首がなくなったのか、顔全体がなくなりと手や膝の部分も破損していますが、左肩からさがる服の彫刻や目立つ紐の結び目も美しく、高い評価を受けています。 
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こちらは、「三陵溪谷線刻六尊仏」になります。
自然にできた岩壁の東西両方に立像と坐像の三尊像が描かれています。
合わせて6体の仏像が描かれている為「六尊仏」と呼ばれています。
こちらは、高さ約5mで幅約50mほどになります。
写真では、見にくいかもしれませんが、実際に見ると綺麗な線刻してあります。 
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3つの写真の下は、「慶州三陵溪石佛坐像」になります。
この仏像は慶州の南山三陵渓谷の中腹に位置した石仏坐像になり花崗岩で造られました。 仏像は、片方の肩に法衣をまとっています。こちらは1980年に宝物第666号に指定されました。
今回は慶州の南山の三陵渓谷をご紹介致しました。ソウルツアーでは、慶州の文化財や世界遺産を巡るツアーを現在企画しています。期待くださいませ。
それではソウルツアーでした。