芸能界の適齢期を過ぎた独身男女のうち1972年生まれが多いことが分かった。ペ・ヨンジュン、チャン・ドンゴン、コ・ソヨン、リュ・シウォン、キム・ジス、キム・ジュヒョク、イ・フィジェ、チョン・ソニ、イ・ユンソク、ソテジなどが全員1972年のねずみ年生まれ。年齢にすれば34歳か35歳だ。

 美貌の管理が行き届いているため、20代後半と比べてもまったく見劣りのしないスターたちだが、心理的には結婚に対する焦りが出てくる年齢でもある。

 まず、親の心配はかなりのものだろう。いくら普通の人とは違う芸能人であるとはいえ、スターもやはり人間なのだから、親の心配を無視し続けることは難しい。2世の計画を立てるのにも少なからず影響があるはずだ。女性の場合、35歳を過ぎての出産は羊水検査、奇形児検査、妊娠中毒、早産の危険など、さまざまな問題にも直面することになる。

 俳優としてのアイデンティティーにも揺らぎが生じる。

 結婚していない若者を演じるには、実際の年齢がドラマとのギャップを視聴者に感じさせてしまう。だからといって普通の35歳のような“おばさん”“おじさん”の役割を演じるのはプライドが傷つく。どのように自分を演出すればいいのかということも悩みのひとつだ。

 しかし皮肉にも韓国の芸能界をリードしているパワフルな人物は1972年生まれに集中している。代表的な韓流スターのペ・ヨンジュンをはじめ、チャン・ドンゴン、コ・ソヨン、リュ・シウォンは輝くようなスターパワーを発揮し続けている。

 実際の年齢では崖っぷちに立たされているが、実力だけは最高を誇る1972年生まれの今後の活躍がさらに期待される。

ユ・アジョン記者

スポーツ朝鮮/朝鮮日報JNS