みなさんこんにちは

今週のソウルは梅雨の影響によって不安定なお天気が続いています。
湿度が高く、蒸し暑い気候となっています。

今回は、2012麗水世界博覧会をご紹介します。
麗水(여수/ヨス)市は、韓国の南に位置する全羅南道(전라남도/チョルラナムド)にあります。
本土から突き出た麗水半島と、その周辺には数多くの島々が点在し、美しい景色が広がっています。

博覧会は、2012年5月12日(土曜日)~8月12日(日曜日)までの93日間開催されています。
今年の韓国の一大イベントとなりますが、残すところ1ヶ月弱の開催となりました。
韓国では日々多くのメディアが博覧会の様子を取り上げています。
韓国国内からはもちろん、海外からも多くの観覧客が訪れています。
麗水市の会場周辺でも世界各国のスタッフが集まり、博覧会開催に盛り上がっています。
高速鉄道のKTXを開通させたり、高速道路なども整備され、大都市からのアクセスも便利になりました。

「生きている海、息づく沿岸」をテーマに、さまざまな角度から海や沿岸の環境について知ることができます。
海の近くで開催される博覧会ということもあり、大自然の美しい景色も見所の一つとなっています。
広大な敷地には、さまざまな施設があり、一日で全てを見て回るのは難しいほどです。 興味のある施設を事前にチェックして訪れることをお勧めします。

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麗水市の各所で博覧会の飾り付けが行なわれ、博覧会ムード一色となっています。
市内は一般車両の通行が禁止されているため、少し離れた場所にある駐車場から入場ゲートまでシャトルバスが運行されています。
博覧会の開催では、地元の人々の協力やボランティアスタッフの活躍も目立ちます。
朝早くから入場ゲートは大混雑していました。クルーズを利用して訪れる観覧客もいるため、海に面した入場ゲートもあります。
特に人気のある展示施設の前には多くの人が列をつくっています。入場者数の多い日には、数時間待ちの施設も多くあります。

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最先端の技術を駆使した施設では、いろいろな発見と感動があります。
目で見るだけではなく、実際に触れたり、体験できる施設も多いです。博覧会でしか体験できない施設の数々です。
博覧会のシンボルの一つともなっている“The Big-O”は、迫力ある噴水ショーやさまざまなイベントが行われています。
水遊びを楽しむ噴水や直接海水に触れられる施設もあり、子供たちに大人気でした。

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ニュースなどでも度々登場している“エキスポ・デジタル・ギャラリー”です。
長さ218m、幅30mの巨大なLEDスクリーンには、さまざまな映像が映し出されます。
スマートフォンを使って、自分の写真を登録すると、スクリーンに表示されるという企画も行なわれています。
スクリーンに映し出される“夢のクジラ”は、観覧客が登録した写真がクジラとなって優雅に泳いでいます。

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104カ国が参加している国際館も人気があります。
どの国も趣向を凝らした展示が行なわれ、その国の特色を知ることができます。 世界各国の言葉が飛び交い、世界旅行をしたような気分が味わえます。
展示だけではなく、伝統芸能の公演、伝統工芸の実演、各国の伝統料理が食べられる施設なども整っています。
日本館にも多くの人々が訪れていました。日本館では3つのゾーンに分けて日本の海が紹介されています。

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博覧会では施設内の見学だけではなく、さまざまショーが開催されていたり、パレード、ストリートパフォーマンスなどが繰り広げられています。
韓国の伝統芸能をはじめ、世界各国の公演を見ることができます。 多くの観覧客が一度に楽しめるイベントや公演も麗水万博の見所の一つです。
会場内の移動中には各所から歓声が聞こえてきます。

何年もの準備期間を経て開催される博覧会ですが、あともう少しで終わってしまうのも残念ですね。
世界中の人々が一つのテーマをもとに創り上げていく博覧会は、一生に何度とない貴重な機会です。

美しい海と島々が点在する麗水市には博覧会以外にも、さまざまな見所があります。
博覧会と合わせて、韓国地方の観光や郷土料理を楽しんでみるのもいいですね。

韓国旅行へお越しの際は、残り少ない麗水世界博覧会も楽しんでみてください。

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