みなさんこんにちは

すでに5月も中旬となりましたが、最近のソウルは日中と朝晩の温度差が感じられます。
今週は雨が降ったり止んだり、晴れ間になったりと、お天気の変わりやすい週となりました。傘を持って出かけるか、上着を持って出かけるか悩んでしまいますね。

今回は、龍山家族公園(용산가족공원)をご紹介します。
公園のある地下鉄4号線・中央線の二村(이촌/イチョン)駅周辺は、駐在員などの多くの日本人が住む街としても知られています。
韓国最大規模の博物館である国立中央博物館の隣に位置していて、博物館の敷地内にある野外展示場とも繋がっています。
公園は周辺市民の憩いの場となっており、ピクニックに訪れる人、運動に訪れる人がたくさんいます。
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この公園の場所は、歴史的にも重要な意味を持っている土地となっています。
文禄・慶長の役の際には日本軍の兵站基地、壬午事変の際には中国軍の駐屯地、そして朝鮮戦争の際には駐韓米軍の司令部が置かれていたところになります。
その後、米軍用のゴルフ場として使用されていた敷地の9万坪が返納され、1992年に公園として開園しました。
1997年には国立中央博物館の建設によって、公園の敷地は2万7千坪に縮小されました。
ソウルの中心にありながらも、静けさの中で豊かな自然に触れることができます。
広々とした公園内には、枝分かれした散策道やベンチなどが設置されています。
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公園内には大きな池や川があります。
池の周りには趣ある柳の木があり、美しい庭園のような景観となっています。
池にはきれいなお花も咲いていました。
公園の全体で豊富な種類の木々、草花が管理されています。
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遠くには南山Nソウルタワーも望めます。
公園内は平坦な土地ではなく、起伏のある散策道が続いています。
公園の中心部には小さな森もあり、森林浴をしているような気分も味わえます。
都会の自然の中で、リフレッシュできますね。 
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子供たちが集まる動物や昆虫の形をした、かわいい遊具が設置された遊び場や、さまざまな運動器具が設置された運動場がありました。
自然の中で体を動かすのも気持ちがいいですね。 
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公園内のいたるところで、彫刻作品を見ることができます。
世界各国の芸術家たちが手掛けた作品が、公園の景観に溶け込んでいます。
巨大な手の形をした作品は、韓国の伝統家屋に見られる瓦屋根の瓦を使って作られた作品です。
公園の中では、アートセンスに触れることが出来ます。

博物館の隣に位置していることもあり、園児や学生たちの団体もたくさん訪れています。 公園の中でのびのびと走り回ったり、写生をしている子供たちもいました。

また韓国ドラマの撮影が行われるロケ地としても知られています。

韓国旅行へお越しの際は、ソウル各地に点在する公園にも行ってみて下さい。