みなさんこんにちは

先週は雨が降ったり、突然雷が鳴り出したりと不安定なお天気が続きました。
しかしながら週末は、お天気になり、夏のような蒸し暑い気候となりました。
行楽シーズンともなる5月には、各地でイベントが行われています。

今回は、 仏教のお祭りをご紹介します。
今年の5月28日(旧暦4月8日)は、釈迦誕生日です。
韓国では毎年旧暦の4月8日が休日となります。
釈迦誕生日が近付くと、街のいたるところで提灯が飾られます。

ソウルでは、鍾路にある曹渓寺(조계사/チョゲサ)を中心として釈迦誕生日をお祝いする大きな行事が行われます。
曹渓寺は、大韓仏教曹渓宗の総本山です。
5月18日(金曜日)から5月20日(日曜日)まで“燃灯祭り2012”が開催されました。
仏教徒に関わらず、多くの人々が参加できるお祭りとなっています。
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こちらは5月20日のお祭りの様子です。
“燃灯祭り”は、旧暦の4月8日に提灯行列をしたり家ごとに提灯を灯すことで、雑念や葛藤などの暗い世界を明るく照らすという意味があるそうです。
曹渓寺前の大通りでは “仏教文化の広場”が開催されていました。 多くの団体が参加し、通り沿いには100余りのさまざまなブースが並んでいます。
各地から多くの人々が集まり、大変な賑わいとなっていました。
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各ブースでは、仏教に関連した公演、体験、販売などが行なわれています。
特に多くの人々が蓮の花の形をした提灯を作っていました。
海外の仏教徒も数多く参加しています。
座禅をしたり、精進料理を味わったり、テンプルステイの体験なども行なわれていました。
日本のお寺で行なわれるお祭とは違い、実際にさまざまな体験をしながら仏教文化に触れています。
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仏教徒はもちろん、多くの観光客も訪れる曹渓寺ですが、お祭りの日には特に多くの人々で混雑していました。
曹渓寺にも色とりどりのたくさんの提灯が飾られて、とってもきれいです。
大雄殿では多くの人々がお参りをしていました。
境内でも、歌や踊りなどのさまざまな催しが行なわれています。 
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お祭りは夜まで続き、 曹渓寺前の通りの中心に設置された舞台では“公演の広場”が開催されました。さまざまな団体の歌や踊り、パフォーマンスが繰り広げられました。
韓国の伝統芸能公演なども行なわれ、多くの外国人も鑑賞していました。
曹渓寺から仁寺洞の通りでは“燃灯遊び”のパレードも行なわれ、大型の灯篭や、子どもから大人まできれいな衣装を着た人々の踊りの行列などが見られました。仁寺洞も大変な混雑です。
夜になると提灯に灯りがともり、あたたかく優しい光が感じられます。
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鐘閣駅の周辺にも、さまざまな形をした大型の灯篭が飾られています。

お祭りには多くの外国人観光客も訪れ、韓国の仏教文化に触れていました。
日本のお寺のお祭りとは違った雰囲気が味わえて楽しいですね。

韓国旅行へお越しの際は、季節ごとに行なわれるイベントなどもチェックしてみてください。