朝鮮王朝の王の墓40基が世界遺産に登録されることが確定した。国連教育科学文化機関(ユネスコ)は26日(現地時間)、スペインのセビリアで行われた第33回総会で、韓国が申請していた「朝鮮王陵」を世界遺産(文化遺産)に登録することを決めた。

 「朝鮮王陵」は、朝鮮王朝の国王27人とその妃、また死後に王や王妃の称号を追尊された人物の墓をすべて網羅している。一つの王朝の王陵がこのように完全な形で保存されている事例は世界的にも類例を見ないという。

 これにより、韓国の世界遺産は、石窟庵と仏国寺、海印寺大蔵経板殿、宗廟(以上、1995年登録)、昌徳宮、水原華城(以上、97年登録)、慶州歴史地域、コチャン・和順・江華の支石墓群(以上、2000年登録)、済州の火山島と溶岩洞窟(07年登録)に続き、9件の世界遺産を持つ国となる。なお、文化財庁(李健茂〈イ・ゴンム〉長官)は、朝鮮王陵が世界遺産に登録されたことを記念し、来月12日まで入場料を無料とする、と発表した。

朝鮮日報

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