みなさんこんにちは。

9月に入ってますます秋の訪れを感じるようになってきました。
特に朝晩は涼しくなっています。

今回は、新堂洞トッポッキタウン(신당동 떡볶이타운)をご紹介します。
地下鉄6号線の新堂(신당/シンダン)駅の近くに位置しています。

トッポッキは韓国のお餅を、甘辛いソースで炒めた料理で、子供から大人までとっても人気があります。

トッポッキタウンには、通り沿いにトッポッキ専門店が集中して立ち並んでいます。
通りにはトッポッキタウンの目印ともなる、アーチ状の看板があります。

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特にトッポッキタウンの元祖ともいわれる、“マ・ボンリム ハルモニチッ(마복림 할머니집)”は有名店です。
ハルモニは韓国語でおばあちゃんの意味です。
“マ・ボンリム ハルモニチッ”は、“マ・ボンリム おばあちゃんの店”という親しみやすい店名です。
店の看板にある、マ・ボンリムおばあちゃんの写真が目印です。

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新堂洞トッポッキタウンの歴史は、マ・ボンリムおばあちゃんが作るトッポッキが評判になり、
周辺にも同じようなトッポッキのお店が増えていったことがはじまりといわれています。
“マ・ボンリム ハルモニチッ”は、50年あまりの歴史を持つトッポッキ店です。
店内にはマスコミで紹介された際の記事や写真が飾られています。

トッポッキ専門店で食べるトッポッキは、平たい鍋にさまざまな具材が入っています。
トッポッキは、韓国屋台の定番メニューとして知られ、おやつなどの間食として親しまれていますが、
このトッポッキタウンで提供されるトッポッキ鍋は、ボリューム満点で食事と同じ感覚で食べられています。

“マ・ボンリム ハルモニチッ”では、細長いトッ(餅)、おでん(練り物)、ラーメンの乾燥麺、
弾力のあるチョルミョンと呼ばれる麺、揚げ餃子、ゆで卵、野菜、お店秘伝の薬味が入っています。
それぞれの具材は追加注文することも可能です。

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火をかけると薬味と具材が混ざり合い、全体的に赤くなってきます。
煮えてきたら、麺が伸びないうちに先に食べます。
食感の違うさまざまな材料が入っているので、食べるのがとっても楽しいです。

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広い店内は庶民的な食堂の雰囲気です。
週末ともなると車で訪れる人も多く、店内は込み合っています。

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トッポッキは、2人前、3人前というように、食べる人数によって注文します。

お店の入口にはソフトクリームを販売するカウンターもありました。
甘辛くて熱々のトッポッキを食べた後のソフトクリームも人気のようです。

トッポッキタウンにあるそれぞれのお店は、
お店ごとにこだわりの味やメニューを開発して、オリジナリティーを出しています。

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トッポッキタウンには、家族連れ、カップル、友達グループなど、
世代を問わず多くの人々が訪れ、賑やかにトッポッキ鍋を囲んで楽しんでいます。
トッポッキを通して韓国の食文化が感じられます。

韓国旅行へお越しの際は、本場のトッポッキを食べてみてください。