皆さん、こんにちは。 先週末より雨が降り、急に冷え込んだソウルですが日中は暖かく、朝や夜は意外に寒い天候が続きます。いきなりの気温の変化で風邪を引く方も多いんだとか。皆さんも、季節の変わり目ですので、お身体には十分にお気をつけくださいませ。
さて今回は、旧ソウル駅舎の「文化駅ソウル284」についてご紹介したいと思います。ソウルの中心に位置していて、ソウル駅の顔というべき建物になります。

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地下鉄ソウル駅2番出口を出てすぐに位置する「文化駅ソウル284」は、1925年に建設され、左右対称の赤レンガ造りの洋風な建物になり、史跡として「宝物284号」に指定されています。
1900年にソウルと仁川を結ぶ鉄道の駅として主に使われてきましたが、昔が南大門から近い位置にある事から「南大門駅」とも呼ばれていました。1923年には当時の地名から「京城(けいじょう)駅」と改名されました。
2004年に高速鉄道KTXの開通に合わせて新しい駅舎が建てられ、駅としての役目を終えました。そして最近まで大掛かりな改装工事が行われていましたが、つい最近8月に新しい形でリニューアルオープンされました。

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「文化駅ソウル284」の建物の中には明るい照明やシャンデリアのような飾りモノや芸術アートなど様々なものが展示してあります。他にも、2012年2月11日まで「カウントダウン(COUNTDOWN)」という芸術の展示イベントが実施されています。
このイベントの作家達は6ヶ月という「時間」と旧ソウル駅という「場所」を自由に使い展示して「流れる時間、変化する場所」をテーマに変えていくのだそう。 お一人様2,000ウォンの観覧料がかかりますが、ソウルの歴史と芸術の融合が楽しむ事ができるでしょう!平日は午後7時まで、週末は午後9時まで運営しているそうです。

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展示の他にも暗くなると、 文化駅ソウル284ではライトアップされます。 ソウル駅の顔として再オープンを果たした「文化駅ソウル284(旧ソウル駅舎)」ですが、ライトアップで一層幻想的に浮かび上がります。建物の前に立ち写真を一枚撮る方々も結構いらっしゃいました。
建物にはソウルの歴史も感じることができ、ライトアップされたソウル駅の風景は必見です。皆さんも是非訪れてみてくださいね。 
展示の他にも、カフェや公演なども行われる予定なのでご期待くださいませ^^