19日午後、東京・有楽町朝日ホールにて、イ・ビョンホンがデザインを手がけているアクセサリーブランド、サマンサティアラの新作『PROMISE~約束~』シリーズの発売を記念したイベントが開催され、イ・ビョンホンのトークや抽選会などが行われた。

 前日には最新映画『夏物語』の記者会見が行われたが、この日はファンの前ということもあり、より穏やかで明るい笑顔を見せ、口も滑らかだった。

 イ・ビョンホンは『夏物語』のエピソードとして「60代を演じるに当たって、特殊効果のデスマスクを作るということになった。型を取るに当たって、顔に何かを塗るのだが、スタッフが眉毛に塗るのを忘れて、マスクをはずした時にわたしの眉毛はマスクにくっついてしまって、自分の眉毛がなくなってしまった。もう生えないのではとひどく心配した」と告白。「そんなに苦労したのに、結局デスマスクは使わず、メークで演じることになった」と言うと会場は笑いの渦に包まれた。

 監督がアドリブを求める人として知られるが、アドリブ演技をするという点はどうだったか、との質問には「監督は自由にやっていい、という主義でアドリブが多いとされているが、自由にというと好き勝手にやればいいので簡単だろうと思われがちだが、アドリブで演じることは自分にすべての責任がかかるということ。その点で、最初はとまどうこともあったが徐々にうまくいくようになった」とした。

一番思い出に残っているシーンは、という質問には、答える前に「ところで、既に映画をご覧になった方、どのくらいいらっしゃるんですか」とファンに問いかけたところ、ほとんどの人が既に見たと答えたため「それでは、わたしはプロモーションする必要がないじゃないですか」と言い、笑いを誘った。

 改めて思い出のシーンについては、ジョンインが出てくるのを待っていたソギョンなのに、会うと会話が交わせず、やっと口を開いたけど関係ない話などをし、その後泣きながら抱き合うシーンを上げた。そこで自分が「二度と君と離れないよ」と言うのだが、それはアドリブだった、と明かした。

 一方、サマンサティアラの新作デザインについては、「いつもユニセックスを意識して作っているが、今回はより男性的な感じにした」と語り、襟元を開いて見せた。

 さらにファンからの質問にも答えた。台詞はどこで覚えますか、という問いには車の中が多いとし、リラックスする方法は、との問いには自宅のホームシアターで、ワインを飲んだり、本を読んだり、電話をしたり、いろいろなことをここですると述べた。今回日本でおいしかったものは、との質問には、ジャパンプレミアの後、秋元康さんに小じゃれた店に連れて行っていただいたのだが、そこで食べたコロッケがおいしかったと楽しげに答えた。

朝鮮日報

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