みなさんこんにちは

今週のソウルは雨が降ったり止んだり、不安定なお天気が続きました。
ソウルの桜はゆっくりと満開を迎え、地域によってはすでに花が散り、
葉桜になっているところもあれば、満開を迎えているところもあります。

今回は国立ソウル顕忠院(현충원/ヒョンチュンウォン)の桜をご紹介します。
顕忠院は、約143万㎡の広大な敷地に広がる韓国の国立墓地です。
国のために命をささげた人々や歴代大統領が埋葬されています。
地下鉄4・9号線の銅雀(동작/トンジャッ)駅に位置しています。

顕忠院は一般に開放され、敷地内には公園施設なども整えられ、
周辺市民が散策に訪れる憩いの場ともなっています。

顕忠院の桜は、しだれ桜で有名です。
豊富な種類の桜を見ることができます。
先週末の顕忠院には、参拝客だけではなく、満開の桜を見るために多くの人々が訪れていました。
そのため、顕忠院の入口では車も大渋滞していました。

美しい桜の花をカメラに収めようと、カメラマンたちの姿もあります。
満開の桜が見られるのはわずかで貴重な期間です。

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顕忠院の目の前には漢江が流れ、周りは山々に囲まれています。
山の裾野は、所々が桜色に変わっています。
お花見客が多い週末ということもあり、中央にある広場では、さまざまな催しも行われていました。
多くの家族連れで賑わい、お弁当を食べたり、広場を走り回って遊んだりしています。

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顕忠院内の道路には、しだれ桜の並木道が続いています。
ピンクや白のさまざまな種類の桜の木が並んでいます。
他では見られないほどの数です。

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顕忠院の広大な敷地には散策道も続き、登山服姿の人々も多いです。
敷地内を散策しながらお花見を楽しんでいます。
韓国人だけではなく、多くの外国人観光客も訪れていました。

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しだれ桜一本一本の木に特徴があり、豪快な咲きぶりです。
お花見に訪れた人々からは歓声があがっています。
ずっと眺めていたいほどの美しさです。

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顕忠院は、ソウルの中心とは思えないほどの豊かな自然が残されています。
のびのびと育つ草花を見ることができ、四季折々の美しさが感じられます。
この時期は、桜の花だけではなく、ケナリ(れんぎょう)、ツツジ、サンシュユ、モクレンなど、
春の訪れを知らせるさまざまな花も見られました。

国立墓地として厳粛な場所ではありますが、お花見の時期は特に多くの人々が訪れ賑わっています。
顕忠院の入口には、屋台や露店なども並んでいました。

韓国旅行へお越しの際は、お花の名所にも行ってみてください。