♦ 韓国タイトル名 ― 천일의 약속
♦ 主演 ― キム・レウォン、スエ
♦ 主題歌 ― ソン・シジョン「一度の愛」、ペク・チヨン「ここが痛い」
♦ アルツハイマー病にかかり記憶を忘れていってしまうソヨンと、ソヨンとの愛を守ろうとするジヒョンの物語。
♦ 名セリフ
1. パク・ジヒョン : 「俺は悪いやつだ。あの日から俺はお前を抱きたい欲心が1日の半分を占めるようになった。どの瞬間にも私はその欲心だけのようだ。」
2. イ・ソヨン : 「私は、私がどのようにすれば良いのだろう。私が先に飛び掛るだけではだめだった。だけど・・・恥さらしになると思って、そうではないように演じてきたのに・・・」
また、キャスティングには日本でも幅広い年齢層から支持されているキム・レウォンと、ドラマ『ATHENA-アテナ-』に出演し、日本でも知名度の高い清純派女優のスエがヒロインとして選ばれた。
特にキム・レウォンは、除隊後初の復帰作としても、放送前より大きな話題を集めていた。
このドラマは、自分の愛よりも親同士の約束と義理の為に結婚をしなければならなかった一人の男が、互いに愛していたが、家柄などの様々な要因で結婚する事ができなかった女への純情な愛の物語が描かれている。ありふれた内容ではあるが、最近のドラマではあまり見られない設定である。
知的な30歳の女性が、若くしてアルツハイマー病に侵されるという不治の病までがストーリーに加わっている。キム・レウォンとスエの演技が、多くの視聴者の目を引き付けた。
そして、キム・レウォンとスエの胸切々たる涙の演技や狂気じみた演技、鳥肌が立つ程の演技力によって多くの視聴者の目をより引き付けた。
SBSの月・火ドラマ『千日の約束』は、2011年10月17日に初回放送され、スタートから12.8%という高視聴率を記録し、最高視聴率19.8%(AGB基準)の全国視聴率を記録したドラマである。
作品名 | 千日の約束 |
出演 | キム・レウォン、スエ、イ・サンウ、チョン・ユミ、パク・ユファン |
放送期間 | 2011年10月17日~2011年12月20日(毎週月・火曜、全20話) |
放送局 | SBS |
監督 | チョン・ウリョン |
脚本 | キム・スヒョン |
そんな中、ソヨンはジヒョンとの別れの傷を癒していたが、小さな事であるが物忘れが頻繁になる。友人との約束を忘れたり、月曜日なのに出勤するのを忘れたりと、はじめはジヒョンとの別れのショックやストレスのせいかと思っていた。しかし、さらに激しくなっていく状況によって病院で診察を受け、アルツハイマー病と診断されるのだ。
ジヒョンが、友人でもありソヨンの従兄のジェミンに居酒屋で相談をするのだが、そこでソヨンの担当医に出くわし、ソヨンの病状について知ることとなる・・・。
アルツハイマー病にかかり記憶を忘れていってしまうソヨンと、ソヨンとの愛を守ろうとするジヒョンの物語。
「あなたのために私は存在し、生まれました。」
建築士。ジェミンの友人。
高校生の時に友人であるジェミンの家に何度か遊びに行った際に、ジェミンの従妹のソヨンとはじめて会う。たまにソヨンに読ませてあげたい本を買ってあげたり、映画を一緒に見に行ったりして、表面では妹のように接しながら実は妙に気になる存在だった。
しかしその頃はソヨンの年も若く、環境の違いも大きかった。そして、自分の感情にも確信が持てなかった。
ソヨンの事を忘れそうになると一年に2~3回の電話をし、休暇中にはジェミン、ミョンヒを含めて一緒に会った事も何度かあった。そしてジヒョンの留学中には、何度かの電話がソヨンとの関係の全てであった。
• イ・ソヨン役(スエ)
「わたし、忘れていくあなたの姿を、記憶しようとしています。」
5才の時に電気技師だった父が感電事故によって亡くなり、その一年後に母が再婚したため、3才の弟ムングォンと共に叔母の家で育った。
幼心にも叔母の家にお世話になっているという事や、ここから出れば自分たちには行くところがないという事を知り、日々不安を感じていた。
ソヨンは幼なかったが聞き分けが良く、お世話になる叔母に嫌われない為にも無意識と明朗快活に振舞っていた。弟のムングォンに対しては限りなく責任を持ち、毅然としていて誠実で忠実だ。従兄のジェミンの友人で、時々遊びに来ていたジヒョンに片思いしていた。
• チャン・ジェミン役(イ・サンウ)
「一生このように静かに・・・。静かな人生を望むだけだ。」
ソヨン、ムングォンの従兄。パク・ジヒョンの中・高校時代の友人。
政治に関する記者であったが、すぐに保険会社に転職した。
軍隊生活中に大学時代から交際していた女性と別れ、未だに結婚をしていない。両親と一緒に暮らしていて、表に出さず静かに配慮しながらソヨンの力になり相談役を務めてきた。一度受けた傷のせいか女にも結婚にも関心がなく、休みの日には家や図書館、公園などで何冊も本を読む。一生そのように静かな人生を望んでいる。
• ノ・ヒャンギ役(チョン・ユミ)
「ジヒョンが好き。彼との結婚に拒んだことはない。」
ノ・ホンギルとオ・ヒョナの末っ子。
無邪気なほどに思慮が浅く、ジヒョンとの結婚に拒んだことはない。ジヒョンの前では自分の意見も自尊心もないほどである。
京畿(キョンギ)道坡州(パジュ)市 に位置し、出版関係の企業が集う計画都市が“坡州出版都市”である。
ドラマの中で、ソヨンはアルツハイマー病によって徐々に記憶が失われていくが、ソヨンの職業は作家でもあり、出版社のチーフであった。ドラマでは、ソヨンの職場として主に用いられた。坡州出版都市は、他のどの観光地とも違い、静かでモダンな雰囲気の場所である。
• 漢江市民公園
ソウル市民の憩いの場所でもあり、観光地としても有名な漢江市民公園。このドラマでは、ソヨンとジヒョンが手をつないで歩いた場所やジェミンと散歩するシーンが撮影された。
その他にも様々なドラマや映画の背景として登場している。
• 良才(ヤンジェ)市民の森
ソウル南部にあり、1986年にアジア大会とソウルオリンピックなどの大きな国際イベントを前に造られた憩いの空間が“良才(ヤンジェ)市民の森”である。
公園内には並木道が続き、自然に包まれている。四季折々の美しい景色を楽しむことができる。
特に秋の紅葉はとても綺麗で有名。
ドラマでは、ヒャンギとジヒョンの母スジョンが散歩している場面が撮影された。
• 都市農夫タウンハウス
京畿(キョンギ)道坡州(パジュ)市に位置する新しい住宅地になり、田園住宅とアパートの特徴を同時に持ち合わせているタウンハウス。1団地、2団地、3団地と広がっている。全て自然に優しい素材で施工されているのも特徴的である。
ドラマでは、建築家であるジヒョンが建築現場を指示する場面として撮影が行なわれた。
• アイアム歯科 論峴店
ヒャンギの母であるヒョナが整形し、顔全体に包帯を巻いて登場したシーンが撮影された。
• アルテウェディング
ジヒョンとヒャンギのウエディング写真の撮影が行われた場所。