みなさんこんにちは

ソウルは気温が下がり、再び寒さが戻ってきました。
春らしい気候になってきたかと思えば、再び冬の寒さに戻り、気候の変化が激しいです。
朝晩は特に風も冷たいので、コートなどの上着はまだ必要です。

今回は良才花市場(양재꽃시장/ヤンジェコッシジャン)をご紹介します。
ソウルの南に位置する瑞草(ソチョ)区良才洞にあります。
市場には駐車場も整備され、車で訪れる人々も多いですが、
2011年には新盆唐(シンブンダン)線の開通によって良才市民の森駅からもアクセスできるようになりました。
駅から歩いてすぐのところに市場があります。

良才花市場は、国内でも最大規模の花市場です。
施設の中には、業者の競売場や卸売りから小売まで行う多くのお店が立ち並んでいます。
市場というだけあり、豊富な種類の植物が揃い、街中で買うよりも安いといわれています。
気候が暖かくなってきたこともあり、新しい植物を栽培するために、各地から多くの人々が訪れていました。

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こちらは市場の中央にある温室棟です。
大きな温室の建物には、通路の両側にたくさんのお店が立ち並んでいます。
温室の中は温度と湿度が保たれています。
韓国では、植物を家庭で栽培したり観賞することはもちろんですが、
開業や開店祝い、誕生日、記念日などに、鉢植えの植物を贈る習慣があります。
鉢植えに付けられたリボンには、名前やメッセージなどが書かれています。
市場の中には、このような配達待ちの贈り物もたくさん並んでいます。
室内の空気を浄化してくれる観葉植物も贈り物として人気があるようです。

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温室内には、所狭しとたくさんの種類の植物があります。
花々は咲き乱れ、とってもきれいです。
温室内は、花の甘い香りが漂っています。
鉢に飾る動物や鳥などのかわいい装飾品も並んでいます。

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お店によっても扱う商品の種類が異なり、小さな鉢植えを揃えた専門店、
蘭専門店、観葉植物専門店、サボテン専門店、園芸用品専門店など、さまざまなお店があります。
珍しい形の花や植物などもあって、見学するだけでもおもしろいです。
南国の植物なども見られます。
訪れたお客さんがお店のスタッフに育て方を聞いている姿もありました。
実際に育てるのはとっても大変ですね。

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市場の中には、花束や花かごなどの生花を売る施設もあります。
生花コーナーにもいろいろな種類の花々が並んでいます。
結婚式やお葬式などに飾られる花輪も並んでいました。
各お店では花束を作ったり、花輪を作る様子も見られます。
長い期間で飾っておける造花や石鹸で作られた花などもあり、インテリアにもなります。

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建物の中だけではなく、外には植え込み用の苗木や種などが並んでいます。
サンチュなどの葉野菜の苗、イチゴの苗、ハーブなどもあります。
家庭で育てて食べられる植物も人気があるようです。
土や肥料、鉢、ガーデニング用品などを扱うお店もあります。
ガーデニング用品の種類も豊富です。

外国人観光客は植物をお土産に持ち帰ることはできませんが、巨大な花市場を見学してみるのもいいですね。
韓国には各地にいろいろな市場があり、市場ごとの特徴があります。

韓国旅行へお越しの際は、韓国の市場にも行ってみてください。

 

 

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