みなさんこんにちは。
 
昨日のソウルは日中の気温が5度前後まで上がり、寒さが和らぎました。
氷点下気温が続いていただけに、より暖かく感じます。
 
今回はソウル市立美術館をご紹介します。
市庁や徳寿宮からも近い、ソウルの中心地に位置しています。
美術館に沿った道は、ソウルでも趣きある美しい道として知られる徳寿宮トルダムキルです。
トルダムキルは、徳寿宮の石垣が続く道となっています。
 
ソウル市立美術館は、国内外のアーティストによる作品が展示され、
幅広い世代の人々が気軽に芸術に触れることができる施設となっています。
特徴あるレンガ造りの重厚な建物は、旧最高裁判所の施設を改装して美術館として生まれ変わりました。
中に入ると、天井の一部がガラスになっていて、自然の光が差し込む開放的な空間となっています。
建物自体も作品の一つといわれるほど、歴史的な建造物と現代建築の技術が融合した美しい美術館です。
 
正門から庭園を抜けた所に美術館の建物があり、
庭園にもさまざまな彫刻作品が展示されています。
 
現在ソウル市立美術館では、「ティム・バートン展」が開催されています。
2012年12月12日から2013年4月14日までの開催となっています。

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ティム・バートンは、『シザーハンズ』『バットマン』『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』
『チャーリーとチョコレート工場』『アリス・イン・ワンダーランド』などの作品でも有名です。
独特な想像力と映像美で知られる世界的なアーティストの一人です。
子供から大人まで、彼の作品を一度は鑑賞したことがあるという人が多いのではないでしょうか。

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ティム・バートンの世界は、美術館の展示室以外でも見られます。
美術館の正門も不思議な世界の入口であるかのように、変わった装飾が施されています。
訪れた多くの人々が記念写真を撮影しています。

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3つのアーチが特徴的な美術館建物の入口や外壁にも、さまざまな装飾がされています。
この入口は、定期的に行われる各作品の展示内容によって装飾が大きく変わり、違った景観となります。

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窓をよく見るとさまざまなキャラクターの姿があります。

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ティム・バートン展には、各地から多くの人々が訪れていますが、
特に週末には入場制限されるほどの混雑ぶりです。
家族連れの姿も多いです。

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ドローイング、彫刻、衣装、短編映画など、
彼の映画が誕生する基礎となった作品862点が展示されています。
ティム・バートンの独創的な世界に触れる貴重な機会です。
1階の入口にはフォトスポットなどもあり、観覧客が楽しんでいました。

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ソウル市立美術館では、昼間に訪れることが難しい会社員も観覧が楽しめるように、
平日は夜20時までの開館となっています。
また、展示作品を鑑賞するだけではなく、子供や外国人など、世代や国籍を問わず、
多くの人々を対象にした美術教育プログラムも実施されています。
新しい発想や取り組みが感じられるソウル市立美術館で、
さまざまな角度から芸術に触れてみるのもいいですね。
韓国旅行へお越しの際は、韓国の美術館にも行ってみてください。

 

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