ユネスコの『世界無形遺産傑作』であり重要無形文化財である宗廟大祭が7日の9時30分からソウル宗廟一帯で行われる。
毎年一度、5月の第一日曜日に行われる宗廟大祭は、韓国の歴史上、最も規模の大きな伝統儀式で、厳格な儀礼に則って荘厳に行われる王室の儀式だ。
朝鮮王朝500年の歴史と精神を象徴するこの儀式は、昔から孝と先祖崇拝を国家的な次元で実践し、民族共同体の同類意識と秩序を形成する役割を果たしてきた。
宗廟祭礼は、器楽・歌・舞からなる宗廟祭礼楽とともに神を迎える儀礼の迎神から始まり、奠幣、 進饌、薦俎礼、初献礼、亜献礼、終献礼、飮福、徹邊豆、送神、望燎の順で行われる。
この日、宗廟の永寧殿で行われる宗廟大祭に続いて11時30分からは、慶福宮から宗廟の正門まで御駕行列も再現される。