韓国の首都・ソウルには様々な歴史的建造物がありますがその多数の宮廷の中、
一番最近まで使用された宮廷が昌徳宮です。16世紀末、他の王宮と共に焼失しましたが、いち早く再建され正宮である景福宮に代わって国政の舞台となりました。
地形条件に合わせて自由に構成されている特徴を持つ昌徳宮は原型がよく保存されている
点が高く評価され、1997年12月にはユネスコの世界文化遺産にも登録されました。
というわけで、今日はみなさんに世界文化遺産の昌徳宮をご紹介したいと思います。

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訪れた日は休日ということで 昌徳宮の前は大勢の人々で賑やか。
早速、チケットを購入して昌徳宮の中へ。

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昌徳宮の中には歴史を感じる建物がいっぱいありますが、
その中で目に入ったのがこの2箇所。右のほうは王様の寝室があり、
御前会議室として使われた所である熙政堂です。
写真の中にも映ってますが熙政堂の前には大きい松の木一本があって、それがもの凄く素晴らしかったです!
昌徳宮は一番最近まで使用されたせいか、
何だか現代の建物みたいな感じもしますよね。

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ここは王の未亡人などが暮らす所だった楽善斎です。
他の王宮の建物と異なり、昔の韓屋みたいで質素さが感じられますね。

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この場面は朝鮮の王位継承教育「聖君を夢見る」というイベントです。
これは、朝鮮時代王世子の教育課程の一つである会講を
再現する舞台だそうです。会講は王世子の先生たちが集まった場所で、今まで習ったことを評価されることを言います。 このイベントは
5/5(水)~10/30(土)まで午前11時、午後3時に行われるそうですよ。
(月、日曜日除き/7月、8月は休演)

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いつの間にか人が少なくなり、誰もいない昌徳宮のまわりを
散歩してみたらまるで朝鮮時代に戻ったような感じがしました。
現在の自分と歴史ものが共存できるっていうのが不思議。
久しぶりのリラックスタイムにもなってちょっと嬉しかったのです(笑)
韓国で最も長い期間、実質的な朝鮮の正宮として使われた昌徳宮。
みなさん、 昌徳宮で韓国の歴史を感じてみてはいかがですか?^_^

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