江原道・長坪(ジャンピョン)に位置している「靜江園」は、世界中に韓国伝統飲食文化の価値と優秀さを保存し、これを研究、普及、広報するために設立した韓国伝統飲食文化の体験館です。
特に、設立者こと趙靜江(チョ・ジョンガン)院長は幼い7歳から慶州崔氏のお婆さんに叱れながら韓国伝統料理の作り方を伝授されたそうです。
500個ものお甕がずらりと並んでいて壮観を極めている様子は、ドラマ「食客」によく登場し、非常に深い印象を与えました。

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「靜江園」の入り口。
興味深い韓国の味(コチュジャンや醤油、味噌)の世界が待っています。

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ここの甕置き場は1Mの土を掘り込み、赤土→砂利→磨砂土(マサト)→塩→炭などの順番で9階も敷かれていたそうです。
ちなみに、宮廷では12階、一般両班(やんばん)の家では7階だったとか。
下:ドラマで待令熟手(チェ・ブラン)が投げ壊した甕が今でも保存されています。

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韓国の伝統飲食を研究・普及するところだけあって、あちこちにはあらゆる干し物が見えます。
上:唐辛子、ニンニクなどを干している場面
下右:ここで栽培している白菜。ここに出されるおかずの殆どはここで実際に栽培する野菜で作っているのだそうです。

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お釜の様子。
ドラマのために作られた場所ですが、撮影後にも保存してくれています。
ここで撮影したシーンを説明している旗。

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メジュを発酵させるお部屋。

靜江園の紹介は次回にも続きますので、楽しみにしてください。^_^

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