韓国伝統味噌ソイル農園(서일농원)へ行ってきました!

ソイル農園という農園で韓国ドラマ「憎くても可愛くても」が撮影されたロケ地でもあります。
日本でこのドラマにどっぷりハマッてしまい、いつか行ってみたいな~と思っていました。
ドラマの中では主人公のベコとダンブンが新婚旅行で訪れた味噌の工場?旅館?として出ていました。
韓国旅行の時に是非行ってみたかったのですが、具体的にどこなのかも分からないので直接ソウルツアーさんに連絡して訊ねてみました。
1年以上も前 のドラマなので分かるかな?とか少し不安でしたが、ソウルツアーのスタッフさんが詳しく調べてくれました。
残念な事にソイル農園に行くツアーはなかったのですが、「自由自在ツアー」というツアーでなら行く事ができると教えてくれたので申し込みました。
自由自在ツアーは通常のツアーと同じく車、そして添乗員(ガイド)さんが付いています。
行き先やコースの内容は私達が自由に決められるというツアーでした。
私達は、ソイル農園をゆっくり周り、大人気なテンジャン定食を食べたかったので他の行き先は入れませんでした。
出発時間も私達の合う時間に決めて降ろしてもらう場所も明洞にしました。
行き先の決まった本来のツアーでは、出発時間や降ろしてもらえる場所などを勝手に変える事ができないのでその分とても融通が利くツアーであるな~と思いました。
ツアー当日までとっても楽しみでした。

自由自在ツアー当日はこちらの車でソイル農園へ向かいました。
私達が泊まったホテルにまでガイドさんと車がお迎えに来てくださいました。
ガイドさんは日本語がとてもうまく面白い方でした。
車での移動中にはガイドさんと韓国ドラマの話しで華を咲かせました。
ドラマや芸能にとても詳しい方で芸能の裏話など韓国にいなきゃわからない芸能話などを聞く事ができました。
ソウルから車での移動には約1時間半程かかりました。
とても楽しかったので1時間半という時間が短く感じられました。
ツアー当日まで楽しめるかとても不安だったのですが、たくましいガイドさんと話していくとそんな不安もさっぱりとなくなってしまいました。

seoilfarm_report01_01 seoilfarm_report01_02

とうとう念願であったソイル農園に着きました!
ソウルの景色とは違い、緑が多く、田んぼや農園が多い場所でした。
私の田舎の風景の雰囲気と似ていてとても懐かしく感じました。
京畿道(キョンギ)安城(アンソン)市といって首都ソウルから南の方に位置している場所です。
車から早く降りたい気持ちで停車するのを待ち構えていました。

seoilfarm_report02_01 seoilfarm_report02_02 seoilfarm_report02_03

車を降り、道なりに見学していきます。
ドラマ「憎くても可愛くても」に写っていた多くの窯が見ることができました!
ドラマの中では窯を管理している場面も撮影されていたな~など思い出しました。
窯が密集している所で撮られたのかな~とか友達と楽しく話していました。
お味噌を作る専門の農園なので窯の量が半端ないですよね。

ガイドさんが言うにはここには2500個以上もの窯が置かれているんです。
しかもこの窯の中には醤(ジャン)と呼ばれるテンジャン(味噌)、コチュジャンカンジャン(醤油)が入っていて保管されているんだそう。
韓国の醤油や味噌、 コチュジャンはこのように窯の中に入れて日のあたりの良い所に保管する事によってより良い味が強く出てくるんだそうです。日本では味噌を熟成させる時は、 日当たりが良く温度が高くなる場所を避けて置かれる事が多いので、とても不思議な感じでした。
作り方が違うのでしょうね。それとも窯に秘密がありそうですよね。

ガイドさんに聞いてみるとすごい秘密な隠されていましたよ!
窯は韓国語でジャンドクと呼ばれ土を加工して作られてるんだそう。
その為ジャンドクの近くで見るとても小さな気孔がありそこから新鮮な酸素が通ることによって発酵作用を受け易くします。
けれどもそれ以外の物質は中へ通ることはないのです。
その為韓国の醤(ジャン)作りには、ジャンドクの土の質も大事になってくるんだとか!
でも残念ながらジャンドク(窯)を近くで見ることはできませんでした。
私も味噌を作る事があるので小さいのがあればジャンドクが欲しくなってしまいました。
どこに売ってるのかもガイドさんに教えてもらっちゃいました!

seoilfarm_report03_01 seoilfarm_report03_02

もう一つ疑問に思っていたのがコチラ。
ジャンドクの入り口やジャンドクの本体に飾り物が付けられている事です。
これも意味があるんだろうな~と思っていたら、ガイドさんが丁寧に教えてくれました。
なんでも韓国の人はテンジャンやコチュジャン、カンジャンを赤ん坊のように大切にします。
赤ん坊が生まれる家の戸口にはこの飾り物が吊るされるようにテンジャンなどが入っているジャンドクにも飾られるんです。
韓国の昔から伝わる伝統が息づいていていますよね。

seoilfarm_report04_01 seoilfarm_report04_02 seoilfarm_report04_03 seoilfarm_report04_04 seoilfarm_report04_05 seoilfarm_report04_06

道なりに見学していくと他にも様々な見物が盛り沢山とありました。
松の木が多く緑が沢山ありました。掲示板では日本語での紹介も書かれてありました。
ソウルの都会では感じられない自然の美しさを感じることができました。特に蓮池はとても立派なものでした。
池が一切見えない程育っていました。
蓮の白い花が咲いていたらもっと綺麗だっただろうな~と思います。

そしてガイドさんにはいっぱい写真を撮ってもらいました。おかげでとても良い思いでができました。
また、ソイル農園ではドラマ「憎くても可愛くても」以外に映画「食客」の撮影も行なわれたんだとか。
まだ映画の「食客」は見ていないので日本に帰ったらじっくりと見てみたいと思いました。

seoilfarm_report05_01 seoilfarm_report05_02

ソイル農園ではその他に体験学習もやってるみたいでした。
ソイル農園を見学していると昔の家屋もありました。
屋根にはヒョウタンもありとても温かい気持ちになりました。昔はこういう家で暮らしていたんでしょうね。

seoilfarm_report06_01 seoilfarm_report06_02

ソイル農園の全てを見終わった私達はとってもお腹が空いてしまったのでソイル農園で作られる味噌チゲ定食を食べることにしました。
「ソルリ」と呼ばれる飲食店やコーヒーショップもあります。
私達は「ソルリ」で食事を頂きました。
なんで「ソルリ」かと言うと園内には松の木が多い事から松の木の村という意味として「ソルリ」になったそう。
念願の味噌チゲ定食はおかずの量が半端なく出てきておかずだけでお腹一杯になりそうな感じでした。
メインの味噌の味は濃厚でとても美味しかったです。
友達はチョングッチャンと呼ばれる納豆味噌のチゲ定食を食べていました。
納豆の臭いのするチゲはとても独特な味がしましたが、味に深みがあり病み付きになる味 でした。
日本にはない味で、とても美味しいので少し食べ過ぎてしまいました。

その後、車に乗り込みソウルまで送ってもらいました。
お腹いっぱいでもあった ので移動中は少し寝てしまいました。
帰りもあっという間にソウルに着きました。
今回、ガイドさん、運転手には、大変お世話になりました。
色々気を使ってください、こんなに楽しい旅行ができました。
またの機会もまた自由自在ツアーをお願いしたいと思いました。